吹き抜けの照明計画は、住まいの快適性と美観を大きく左右します。
高い天井が特徴の吹き抜け特有の問題により、適切な照明選びが一層重要になるのです。
この記事では、吹き抜けの照明でよくある失敗とその回避方法、さらに吹き抜け空間に適したおすすめの照明器具について解説します。
□吹き抜けの照明でよくある失敗例
吹き抜け空間はその開放感が魅力ですが、照明を誤ると居心地の悪い空間になりかねません。
以下に、多くの家庭で見られる失敗例とその対策を紹介します。
*カタログスペックだけを信じてしまう
吹き抜け特有の高い天井のため、カタログのスペック通りに選んだ照明では光が届かず、暗い印象になりがちです。
また、カタログではわからない色温度や演色性なども重要なポイントです。
実際の空間の高さや広さを考慮し、必要な光量や光の質を把握しましょう。
*部屋全体を無理に明るくしようとする
明るさを追求しすぎると、不自然になりやすいです。
特に吹き抜けでは、光源が直接目に入りやすいため、眩しさが問題になることもあります。
空間の用途や時間帯に合わせた調光機能のある照明や、間接照明を組み合わせることで、柔らかく落ち着いた光環境を作ることが重要です。
*吹き抜け部分だけで照明を配置してしまう
吹き抜け部分にのみ照明を設置すると、全体のバランスが損なわれることがあります。
隣接する空間との照明計画も考え、統一感のあるデザインを選ぶことが大切です。
また、吹き抜けとその周辺の空間を照らす複数の照明を組み合わせることで、バランスの取れた快適な空間を実現できます。
□おすすめの照明器具
吹き抜け空間を美しく、かつ機能的に照らすためのおすすめの照明器具を紹介します。
1:ペンダントライト
個性的でデザイン性の高いペンダントライトは、吹き抜けの空間を劇的に変化させられます。
さまざまなスタイルや形状があり、空間の雰囲気を選べます。
しかし、高所に設置されるため、掃除や交換の手間を考慮する必要があります。
2:ブラケットライト
壁に取り付けるタイプのブラケットライトは、吹き抜け空間の壁面を美しく照らし出します。
デザインも多様で、空間のアクセントとしても機能します。
上下に光を投げるタイプを選べば、柔らかな光で空間を包み込めます。
3:スポットライト
特定の場所やオブジェクトを強調したい時に最適なスポットライト。
方向を自在に変えられるため、空間に動きをつけたり、見せたい部分をしっかりと照らしたりできます。
吹き抜けの特定のエリアや、美術品を照らすのにも最適です。
4:ダウンライト
天井に埋め込むタイプのダウンライトは、吹き抜け空間をすっきりと見せながら必要な光で照らしてくれます。
光の方向が下向きのため、直接的な照明が必要な作業スペースにも適しているでしょう。
しかし、交換時には高所作業が必要となるため、その点を考慮する必要があります。
□まとめ
吹き抜けの照明計画は、美しさと機能性を両立させるための注意が必要です。
失敗例を参考にしながら、おすすめの照明器具を上手く取り入れて、あなたの家の吹き抜けを最大限に活かしましょう。
また、照明計画を立てる際には、全体のバランスや空間の用途、照明のメンテナンス性などを総合的に考慮することが大切です。
正しい知識と計画で、美しく快適な吹き抜けの照明環境を実現できます。
青森市周辺で家づくりをお考えの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。