キッチンは家庭の心臓部ともいえる場所です。
料理、食事、家族の会話と、多くの時間を過ごす場所であり、その照明選びは非常に重要な要素となります。
しかし、照明選びで失敗してしまうケースは少なくありません。
この記事では、キッチン照明でよくある失敗とその選び方のポイントについてご紹介します。
ぜひこの記事を参考にして、明るく快適なキッチン空間を手に入れてください。
□キッチン照明でよくある失敗とは?
1:手元が暗い状態
キッチンでの作業は、切る、炒める、煮ると多岐にわたります。
そのため、手元が暗いと作業効率が落ちるだけでなく、危険も伴います。
特に、包丁やフライパンなどの危険な道具を使う際には、明るい照明が必須です。
手元が暗い状態は、照明の数が不足しているか、位置が適切でない可能性が高いです。
2:スイッチの一元化
キッチンには通常、シンク上と作業台上、場合によっては食器棚内など、複数の場所に照明が必要です。
しかし、これらの照明を一つのスイッチでコントロールしてしまうと、明るさの調整が難しくなります。
例えば、夜中に水を飲みに行く際に、すべての照明が点灯すると眩しく感じることもあります。
3:色温度の誤選択
キッチンの照明でよく見られる失敗として、色温度の誤選択があります。
多くの人がリビングやダイニングと同じ電球色を選ぶ傾向にありますが、これは調理時には不向きです。
食材の色や状態を正確に判断するためには、昼白色や白色が適しています。
4:将来の模様替えを考慮しない
家に長く住む場合、いずれ模様替えを行う可能性が高いです。
その際、照明の位置や種類が模様替えに柔軟に対応できないと、不便と感じる可能性があります。
照明選びの際は、将来の生活スタイルも考慮に入れることが重要です。
□キッチンの照明選びのポイント
1:スイッチの分離
キッチンでの作業は多岐にわたるため、全体照明と局所照明のスイッチは分けるべきです。
これにより、作業に応じて照明を調整でき、より快適なキッチン作業が可能になります。
2:色温度の選定
調理に適した色温度は、昼白色や白色です。
これらの色温度では、食材の新鮮度や調理状況を正確に把握できます。
特に、肉や魚を扱う際には、色温度の選定が重要です。
3:天井高と照度
天井高が高い場合、照明の位置も高くなり、作業面から遠ざかる可能性があります。
そのため、天井高を確認し、照度や照明の高さを適切に選ぶ必要があります。
特にペンダントライトを選ぶ際は、コードの長さにも注意が必要です。
4:照度基準の確認
照明選びにおいては、JISの照度基準を参考にすると良いでしょう。
これにより、適切な明るさでキッチン作業ができ、目の疲れも軽減されます。
□まとめ
キッチン照明の選び方は、単にデザインや価格だけで決めるべきではありません。
手元の明るさ、スイッチの配置、色温度、そして将来の生活スタイルまで、多角的に考慮することが求められます。
この記事で紹介したポイントを押さえ、失敗しない照明選びをして、快適なキッチン空間を実現しましょう。
青森市周辺で家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。